一般社団法人可逆睡協会 代表理事
片山 / Katayama
京都府出身。兵庫県三田市にある、頭のもみほぐし専門店「頭睡」をプロデュース。
2018年 一般社団法人 可逆睡協会を設立。
< 経 歴 >
セラピストとして、20年以上エステ・アロマ・育毛業界に携わり、地元京都で個人サロンを経営。
長年の経験から、悩みの本質は身体の内側にあるのではないかと考え東洋医学を本格的に勉強。現代人の多くが未病という不調を抱えており、その不調は心と脳が関係していることを知る。また、自身も不調を抱えた際に様々なリラクゼーション方法を試すなか、ドライヘッドスパで頭をほぐされた時の癒しの高さを身をもって体感し、頭の専門分野であるヘッドセラピストの道へ進む。
その後、兵庫県三田市初の頭のもみほぐし専門店として「頭睡」をOPEN。
開店から一年経たずして、関西圏のみならず遠方からも予約が入るお店へと成長。
お客様が抱える不調はさまざまではあるが、多くの方がストレスにより心が疲弊していることを日々感じる。この現状の深刻さを思い、心の疲弊に手を差し伸べ そっと寄り添えるような新しいドライヘッドスパがあれば・・
そして「可逆睡」が誕生する。
可逆睡を受けられたお客様からいただく反応、変化の数々に可逆睡が心に届く新感覚のドライヘッドスパであることを確信。
不調を抱えたお客様の力になりたい!という想いがある方に可逆睡を通して、セラピストとしてのマインドを高く持ちお客様の支えとなる存在でいられるよう。そして可逆睡が不調で悩む多くの人の解消方法の一つとなる使命を貫くべく一般社団法人 可逆睡協会を設立する。
私は23歳の頃、エステ業界に入りました。その理由は「女性は永遠に美を追い求める」だから一生できる仕事になる。
という思いから必死で学び、経験を積んできました。機械を使うお手入れよりもオールハンドでマッサージをする事が得意でしたので開業したサロンでもマッサージ中心の全身メニューを多々取り揃えていました。
そして兵庫県三田市で3回目のサロンをオープンさせる時にエステとマッサージサロンを同時オープンさせました。
マッサージは頭を中心にボディも入れつつ行っていましたが、まだドライヘッドという施術が世間に知れ渡っていない事もあり、オープンから連日満席状態でした。
お客様の反応もとても良く、リピートも容易にして頂けていました。
順調なサロン経営の最中、ある事がおきました。
それは私の手が動かなくなるというものでした。
腱鞘炎が悪化してドクターストップに・・・
当時はスタッフが3名いたので休む事もできたのですが、顧客様も増えていましたので無理を重ねてしまっていました。
なぜ、腱鞘炎まで手を酷使していたかと言うと、指先で圧を入れていたから。
疲労が蓄積されているお客様って強い力を求められるんです。
しかし、頭は一番厚い部位でも2.35ミリ。力任せに指で圧をかけてしまうと後で痛みの原因やトラブルになりかねません。
なので当時の私は指の関節をテコのように使い圧を調整していました。
その結果が、指の関節は常に腫れ上がり曲げることが困難になっていました。
このままでは、一生やりたかった仕事が出来なくなってしまう。
と思い、沢山のお客様に施術しても疲弊しない技術を考えなければと思いました。
技術を考えるにあたって、セラピスト自身が疲弊しないものを作らないと私と同じ様に身を削って施術を繰り返すセラピストを増やしたくない!との思いから試行錯誤している中で、さらなる疑問が出てきました。
『マッサージの強さを求めるお客様の根本的な不調の原因ってどこにあるんだろう?』
『どうして人は頑張れば頑張るほど疲弊してしまうんだろう?』
一時的な癒やしでは意味がない。
悩みの本質に向き合いお客様一人一人に心体のメンテナンスの重要性を伝え、日常になくてはならないメンタルヘルスとして求められるものをドライヘッド技術を考えないと・・
不調はなぜ起こる?
痛みを感じる前にその伝達をシャットアウトできれば・・
コリや痛みを引き起こすのは体からじゃない。
疲労や痛みの感覚を伝達するのは・・脳!
そして見えない疲労は・・・心だ!
そこから脳科学や心理学、東洋医学やヘッドスパの起源であるインドで行われていた頭の触れ合いがもたらしたものを元に
心身を本来の状態に整える事を目的とした眠らせないドライヘッドスパ技術《可逆睡》ができました。
真の疲れを解消するには、サロンでの上質な睡眠による癒しではなく、あえて浅い眠りを作り出し脳を活発化させることで、自身の心の整理ができ、ストレスに負けない脳を作る!これこそが、日々の生活の中に「生きるリラクゼーション」ではないかと考えています。
可逆睡を受けたお客様の中には、施術後涙を流して感情を吐き出される方もおられます。
これは奥底にある思考が湧き出た事による感情の開放が起こっており、涙されなくとも来店時とは印象の違うトーンでご自身のお話をして下さります。これは可逆睡独自の「なでもみ」が警戒心を解き、信頼関係を作ろうと脳に働きかける事で見られます。
簡単に言いますと、子供の頃お母さんに頭を「イイコイイコ」と撫でられた時の安心感と幸福感が「なでもみ」により得られるのです。
この事例は1つではなく多くの事例があり、
私だけではなく卒業生のサロンでも数多くの報告があります。
可逆睡は感情を整え思考をクリアーにし心の疲れをほぐすドライヘッドスパなのです。
これらの効果は、未経験者でも当スクールで本気で学べば作り出す事が可能です。
最後に、可逆睡をなぜスクールで教えようと思ったのかについて私の想いを述べさせて頂きます。
可逆睡は心が弱ってしまっている方や不調に悩んでいる方に一人でも多く知っていただき、一人でも多く笑顔になって欲しいですが、私一人の力では残りのセラピスト人生を持ってしてもお逢いできる方は限られています。
又、これからセラピストで開業を目指す方により安定したサロン、以前の私のような苦痛を感じることなくセラピストとして長く続けられる技術でお客様に喜んでいただけ、元気を届ける事ができればそれは一つの社会貢献であり、誰かの支えになる仕事をしながら自分らしく生きていける人が増える事が可逆睡を伝え続ける私の思いです。